不適切な飲酒は健康障害等につながります。アルコールが心身の健康に及ぼす影響を理解し、適正飲酒を心がけることが大切です。
飲酒は、生活習慣病をはじめとする様々な身体疾患やうつ病等の健康障害のリスク要因となっており、世界保健機関(WHO)の発表によると、年間300万人がアルコールの有害な使用のために死亡し、全死亡に占める割合は 5.3%とされています。また、未成年者の飲酒や飲酒運転などの社会的問題の要因にもなり得ます。
がん・高血圧・脳出血・脂質異常症などの飲酒に関連する多くの健康問題の危険性は、1日平均飲酒量とともにほぼ直線的に上昇することがわかっており、生活習慣病を防ぐためには飲酒量は低ければ低いほどよいことになります。
[過度な飲酒による影響]
| 身体面の影響 | 行動面の影響 |
|---|---|
急性アルコール中毒 |
運動機能や集中力の低下 |
飲酒をする場合には、単にお酒の量(ml)だけでなく、お酒に含まれる純アルコール量(g)を認識することが重要です。
厚生労働省は、健康日本21(第3次)において、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日当たりの平均純アルコール摂取量を男性で40g、女性で20g以上と定義しています。また、健康日本21では「節度ある適度な飲酒」を1日当たりの純アルコール量で約20gとしています。なお、女性や高齢者、アルコール代謝能力の低い人はより少ない量が推奨されています。

厚生労働省より、依存症の理解を深めるための普及啓発事業にて、純アルコール量とアルコール分解時間を把握するためのWebツールアルコールウォッチ(外部サイト)がリリースされています。ツールでは、飲んだお酒の種類と量を選択することで純アルコール量と分解時間を簡単に把握できます。
アルコールウォッチ
自分の状態に応じた飲酒により、飲酒によって生じるリスクを減らすことが重要です。
医師等へ相談したり、AUDIT(外部サイト)等を参考に自らの飲酒の習慣を把握しましょう。
あらかじめ飲む量を定めることで、過度な飲酒を避けるなど飲酒行動の改善につながると言われています。行事やイベントなどの場で飲酒する場合も、各自が何をどれくらい飲むかなど、適正飲酒量を参考に自分で決めて飲むことが大切です。
毎日飲酒を続けた場合、アルコール依存症の発症につながる可能性があります。1週間のうち2日は休肝日を設けるなど配慮しましょう。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています(20歳未満に飲酒させることを含む)。
飲酒によって脳の発育に悪影響を及ぼし、脳の機能が落ちるとのデータがあるほか、若い頃からの飲酒によって依存症になる危険性も上がります。また、高血圧などの健康問題のリスクも高まります。
飲酒運転は法律で禁止されています(酒気帯び運転をさせることを含む)。
飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力等が低下します。ごく少量でも飲酒したら絶対に運転はしてはいけません。
妊娠中の飲酒により、胎児性アルコール症候群、流産、死産、先天異常等をもたらす可能性があります。また、アルコールが催奇形性を有することが明らかにされています。これらは、エタノールおよびその代謝産物であるアルデヒドが関与し、これらは胎盤を通過し、胎児細胞の増殖や発達を障害するためです。妊娠中の飲酒はごく少量でも飲んではいけません。
また、アルコールは母乳を抑制する働きがあること、アルコールは母乳に移行しやすいことなどから、授乳中の飲酒も控えましょう。
●依存症専門相談(仙南保健所)
依存症は問題が複雑なことが多く、ご本人やご家族だけで解決することが難しいことが多いです。依存症という病気で困っているご本人やご家族が困っていることについて、専門の相談員による相談をお受けしています。日程については、依存症専門相談(仙南保健所)(外部サイト)をご確認ください。
●健康・食生活相談(保健センター)
一人ひとりに合わせた内容で、保健師や栄養士が相談に応じます。相談は随時受け付けていますので、下記お問い合わせ先にご連絡ください。