介護保険施設に入所または短期入所(ショートステイ)した場合、食事や居住費は全額利用者負担となりますが、所得が少ない方の負担が重くならないよう、利用者負担額に上限額が設けられました。
施設との契約により定められた利用者負担額から負担限度額を引いた額が特定入所者介護(予防)サービス費として介護保険から支給されます。したがって、利用する方が実際に負担する金額は、下表の負担限度額となります。
利用者負担段階区分 | 対象者 | 居住費の限度額 | 食費の限度額 | |
---|---|---|---|---|
第1段階 | ・生活保護受給者 |
ユニット型個室 | 820円 | 300円 |
ユニット型準個室 | 490円 | |||
従来型個室(老健等) | 490円 | |||
従来型(特養) | 320円 | |||
多床室 | 0円 | |||
第2段階 | ・住民税非課税世帯で、課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万円以下の方 | ユニット型個室 | 820円 | 390円 |
ユニット型準個室 | 490円 | |||
従来型個室(老健等) | 490円 | |||
従来型(特養) | 420円 | |||
多床室 | 320円 | |||
第3段階 | ・住民税非課税世帯で、第2段階に該当しない方 | ユニット型個室 | 1,640円 | 650円 |
ユニット型準個室 | 1,310円 | |||
従来型個室(老健等) | 1,310円 | |||
従来型(特養) | 820円 | |||
多床室 | 320円 | |||
第4段階 | ・住民税課税世帯に属する方 | ・特定入所者介護(予防)サービス費の支給対象になりません。 |
※老健等…老人保健施設等、特養…特別養護老人ホーム